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コーディネーター活動のご紹介
(令和6年度作成)

商品化・事業化支援事例 04

傾斜地における安全作業をサポートする電動式・移動式作業台車兼運搬車の開発

中山間地の果樹園は傾斜地が多いため、高齢者等からは、脚立を使わずに傾斜地でも安全な作業が行える作業台車の開発が求められていました。三晃精機株式会社は、クローラーの性状、リフトアップと水平維持機構、傾斜地での安全確保のためのアウトリガーの形状、作業効率を考えた足場の設計等の課題をこなす中で、水平維持機構を中心に特許化を行い、実圃場での操作性等も検討し、目的としていた機能を有する作業台車兼運搬車の開発に成功しました。

現在、生産者に負担をかけることなく導入できる価格帯で提供できるよう、改良を検討しています。

本事例に関する問合せ先
三晃精機株式会社MAIL:h-hirako@sanko-seiki.co.jp
TEL:0745-52-0025

コーディネーターの”ここがポイント!”

NPO法人近畿アグリハイテク
副理事長・コーディネーター 北村 實彬

通常のバッテリーの5分の1の容積と重量なのに大きなフラッシュ電流を取り出せる密閉型鉛蓄電池を開発し、それを用いた電動式運搬車を開発した開発型中小企業のものづくり力、それを支援した県の産業振興組織や公設試・普及の協力が成功の鍵だったと思います。生産者が導入しやすい価格帯に持って行けるようになればよいなぁと思います。

コーディネーターへの問合せ先
NPO法人近畿アグリハイテク
MAIL:office@kinkiagri.or.jp
TEL&FAX:075-711-1248

商品化・事業化支援事例(目次)

01.初冬直播き技術(いつでも・どこでも直播きできる技術)の開発・普及02.世界初!樹(き)から造る「木の酒」の開発03.三重県伊賀地域のニンニク産地の形成04.傾斜地における安全作業をサポートする電動式・移動式作業台車兼運搬車の開発05.授粉用ヒロズキンバエ「ビーフライ」の開発と実用化06.栗園における労働軽減のための収穫・運搬ロボットの開発コーディネータ活動のご紹介(令和6年度作成)TOPへ戻るコーディネータ活動のご紹介事例集ダウンロード
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