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コーディネーター活動のご紹介
(令和6年度作成)

商品化・事業化支援事例 01

初冬直播き技術(いつでも・どこでも直播きできる技術)の開発・普及

岩手大学の下野教授が開発した水稲の初冬直播き栽培技術は、従来の移植栽培、早春の直播き技術に加え、稲収穫後の初冬に直播して越冬させ、忙しい春作業を省略できる画期的な技術です。

作業競合が発生して更なる経営規模の拡大ができない、労働力不足で適期作業ができない経営体が待ち望んだ技術と言えます。大規模な機械投資が必要ではなく、既存の機械で実施できるため、中山間地や小規模経営体でも導入できるというメリットもあります。

実用的な第3の水稲栽培技術として、2024年までに22法人、117haまで普及し、初冬直播き研究会の会員も269団体・個人にまで拡大しています。今、最もホットな稲作技術です。

本事例に関する問合せ先
岩手大学(農学部 教授 下野 裕之)MAIL:shimn@iwate-u.ac.jp
TEL:019-621-6146

コーディネーターの”ここがポイント!”

東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
事務局長・コーディネーター 門間敏幸
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
事務局長・コーディネーター 門間 敏幸

本技術が普及した背景は以下の4点に整理できます。第1はこの技術を受け入れる地域農業の担い手が着実に増加していること、第2は高額な農業機械投資が必要なく、現在保有している機械で実施可能であること、第3は中山間地域など圃場区画が狭い場所でも適用可能であること、第4は開発者である下野先生の普及に対する熱意が極めて大きいことです。本技術の更なる普及に向け、引き続き支援します。

コーディネーターへの問合せ先
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
MAIL:tohoku-hightech@kej.biglobe.ne.jp
TEL:080-2806-9926

商品化・事業化支援事例(目次)

01.初冬直播き技術(いつでも・どこでも直播きできる技術)の開発・普及02.世界初!樹(き)から造る「木の酒」の開発03.三重県伊賀地域のニンニク産地の形成04.傾斜地における安全作業をサポートする電動式・移動式作業台車兼運搬車の開発05.授粉用ヒロズキンバエ「ビーフライ」の開発と実用化06.栗園における労働軽減のための収穫・運搬ロボットの開発コーディネータ活動のご紹介(令和6年度作成)TOPへ戻るコーディネータ活動のご紹介事例集ダウンロード
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