東北ハイテク研究会セミナー「農林水産物・食品の輸出促進に向けた支援策と実例について」(Zoomウェビナーによるオンライン開催、10/6、岩手)
2023-08-25
日時
令和5年10月6日(金) 13:30~15:30
形態
Zoomウェビナーによるオンライン開催
主催
農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課産学連携室、東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
内容
○講演
1)「農林水産省の輸出促進政策について -GFPや輸出産地育成支援を中心に-」
農林水産省 輸出・国際局 輸出支援課 課長補佐
輸出産地形成室(GFP事務局) 二瓶 晴一郎 氏
2)「東北農政局における輸出拡大に向けた取り組みについて」
農林水産省 東北農政局 経営・事業支援部 輸出促進課 課長 財津 博 氏
3)「青森県でのリンゴおよび静岡県でのサツマイモに関する事業について」
株式会社日本農業 りんご流通事業部 事業開発部門 部門長 永田 玲士 氏
○意見交換
演題をクリックしていただくと当日の講演要旨がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。
詳細
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧ください。
実施結果
セミナーでは、3つの報告が行われた。まず、農林水産省の輸出促進政策について、GFPや輸出産地育成支援を中心に具体的な内容が紹介された。次いで、東北地域における活動として東北農政局における輸出拡大に向けた取り組みが具体例とともに紹介された。最後に、これらの支援を得て、青森県でのリンゴおよび静岡県でのサツマイモに関して行われている事業について、その内容と課題について説明があった。
意見交換では、生鮮食品では賞味期限などが販売価格に影響しないか、国内向け品質と輸出向けで求められる品質は異なるのではないかなどの質問があり、これに対して輸送における品質の保持は極めて重要であること、手をかける栽培技術も重要だが輸送に経費が掛かるため大規模化や省力化で品質を維持しつつコストの低減を図ることが重要であると論議された。農林水産省からは、GFPの会員になることも技術相談をすることも無料なので、是非興味のある方はうまく活用してほしいとの情報提供があった。今後の輸出拡大は避けて通れないものであり、そのために必要な情報提供ができたものと考えている。
参加者は30名であった。