国産小麦セミナー「パン・中華麺用小麦『夏黄金』の新たな食品への利用拡大に向けて」(オンライン開催、1/22、岩手)
2025-12-18
日時
令和8年1月22日(木) 13:15~15:00
形態
オンライン:Zoom(ウェビナー)を使用
主催
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会、農研機構東北農業研究センター
内容
[講演]
1)「小麦品種『夏黄金』の加工適性評価」
農研機構東北農業研究センター 畑作園芸研究領域 池永 幸子 氏
2)栽培事例報告
(1)宮城県の事例
宮城県古川農業試験場 作物栽培部 佐々木 崇 氏
(2)福島県の事例
福島県農業総合センター 作物園芸部畑作科 佐藤 郁恵 氏
(3)新潟県の事例
新潟県農業総合研究所 作物研究センター栽培科 佐藤 徹 氏
3)商品開発の取組み
(1)「宮城県における『夏黄金』のピザへの利用について」
株式会社小川製粉 小川 祐史 氏
(2)「新潟県における『夏黄金』のパンへの利用について」
丸榮製粉株式会社 大谷 勝男 氏
(3)「福島県における『夏黄金』のラーメンへの利用について」
喜多方商工会議所 企業課 佐藤 慎之介 氏
(4)「福井県、石川県における『夏黄金』への期待」
金沢製粉株式会社 寺田 将紘 氏
[意見交換]
「夏黄金」の新たな食品への利用拡大について
演題をクリックしていただくと当日の講演資料がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。
詳細
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧ください。
実施結果
2016年に(国研)農研機構東北農業研究センターが育成した寒冷地向けパン・中華麵用小麦「夏黄金」はその栽培のし易さと食品加工適性の高さから、東北・北陸地域で徐々に栽培面積が増加している。そこで、「夏黄金」の特徴と新しい食品への利用に関して情報提供とそれに基づく意見交換を行い、今後の商品開発の取り組みに生かそうとしたものである。
まず、育成者である東北農業研究センター・畑作園芸研究領域の池永幸子氏から「夏黄金」の加工利用適性評価についての説明を受けた後、宮城県古川農業試験場の佐々木崇氏、福島県農業総合センターの佐藤郁恵氏、新潟県農業総合研究所の佐藤徹氏から、各県における「夏黄金」を含む小麦栽培の現状と利用に向けた利用ついて報告を受けた。その後、「夏黄金」の利用に関して、山形県の小川製粉の小川祐史氏からピザ、新潟県の丸栄製粉の大谷勝男氏からパン、福島県喜多方商工会議所の佐藤慎之介氏からラーメン、石川県の金沢製粉の寺田将紘氏からパンについての状況が示され、概ね良好な評価を受けているとのことであった。
意見交換では、品質と収量の安定を図るためには追肥などの適切な栽培管理が必要なこと、利用に当たっては「夏黄金」の特性を商品に反映させるために他の品種とのブレンドの比率などそれぞれの販売戦略に基づいて適切に行えばその利用拡大の可能性は高いのでないかとの発言があった。
参加者は 155名であった。

