東北ハイテク研究会セミナー「サツマイモ 北への展開 -どう作り、どう売るか-」(Zoomウェビナーによるオンライン開催、11/30、岩手)
2021-10-29
日時
令和3年11月30日(火) 13:30~15:15
形態
Zoomウェビナーによるオンライン開催
主催
農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課産学連携室、東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
内容
1.セミナーの狙いと講師の紹介
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会中核コーディネーター 小巻 克巳 氏
2.講演
1)「『住民参加型による持続可能な新しい農業経営』をコンセプトとした経営におけるサツマイモの位置づけ」
株式会社やまもとファームみらい野 常務取締役 馬場 仁 氏
2)「こごえるさつまいもを守りたい」
香西農園 小西 静江 氏
3.意見交換
演題をクリックしていただくと当日の講演要旨がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。
詳細
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧ください。
実施結果
近年、東北以北にも栽培を拡大しているサツマイモについて、東北や北海道での栽培の現状とその問題点を共有するためのセミナーを開催しました。当日は、宮城県の津波被災地でサツマイモを15ha導入した大規模畑作経営体と北海道滝川市で地元の菓子店と連携してサツマイモ栽培を行っている個人農園から、その生産性や収益性、今後の取り組みについて話題提供を受け、活発な論議が行われました。収量はお二人ともに平均で2t/10a程度はあること、収益性は宮城県の経営体では令和2年度から海外輸出を開始することで国内販売も順調になり大きく改善したこと、北海道の経営体では加工品をかなり高い価格で販売できていることから収支は黒字になっているといった報告がありました。栽培的には宮城県では排水改善と雑草対策、北海道でも蔓刈やマルチ除去に問題を抱えているとのことでした。この他、リモートで多数の質問があり、活発な意見交換が行われました。参加者は57名でした。
当日使われたスライドの一例(左:宮城県、右:北海道)