商品化・事業化支援事例 06
栗園における労働軽減のための収穫・運搬ロボットの開発

熊本県立大学、熊本高等専門学校及び株式会社末松電子製作所らの研究コンソーシアムは、栗の木から落ちた栗の実とイガを集める自動収穫ロボットを開発しています。
このロボットは、栗の実を動力で跳ね上げる方式ではなく、前に進む力を利用して機体後方で回転しながら挟み上げて収穫します。
栗の産地は、国内消費の輸入依存や過度の少子・高齢化で維持・存続が危ぶまれており、このロボットの導入により産地の維持・発展に大きな力を発揮することが期待されます。

本事例に関する問合せ先
熊本県立大学(環境共生学部 教授 松添直隆) | MAIL:matsuzoe@pu-kumamoto.ac.jp TEL:096-383-2929 |
コーディネーターの”ここがポイント!”

九州バイオリサーチネット
コーディネーター 本田 民雄
コンソーシアム最初の本格的ロボット開発でした。メンバーからは、産地の生産者の要望をできるだけ組み込もうとする強い熱意を感じました。当方もロボットは初めてで戸惑いはあったものの、課題解決は現場が最重要との思いで研究支援者として現場での実証にこだわりつつ支援しました。商品化には今少し時間が必要ですが、成果の社会実装が待たれます。

コーディネーターへの問合せ先
九州バイオリサーチネット | MAIL:k-baiteku@alpha.ocn.ne.jp TEL&FAX:096-346-2040 |