第221回農林交流センターワークショップ「次世代シーケンサーのデータ解析技術」(9/24~27開催、茨城)
2019-07-19
近年、次世代シーケンサー(NGS)が広く利用されるようになり、農学など応用系の分野でも大量塩基配列データを扱う必要は急速に高まりました。NGSによる塩基配列決定は低コスト化が著しいことから、自らデータを取得しかつ解析することが多くの研究過程で必須となっています。
この度、農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター及び国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の主催により、農林水産生物に関わる研究者が、実習を通してNGSデータ解析の実際を知り、NGSデータを扱う実践的な力を身につけることを目標としたワークショップが開催されますので、お知らせいたします。
日時
令和元年9月24日(火)~9月27日(金)
場所
農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター
情報共同通信利用館(電農館) 3階 セミナー室 (茨城県つくば市観音台2-1-9)
主催
農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
対象
産学官の試験研究機関の研究者で、次世代シーケンサーのデータ解析に関心のある方
(ただし、LinuxやUnixの基礎的なコマンドを理解し、操作できることが前提)
なお、9月24日は、公開講座「NGSデータ解析シンポジウム2019」として開催され、
次世代シーケンサーのデータ解析技術に関心のある方でしたら、どなたでもご参加頂けます。
講義・実習内容
◆9月24日(火) 13:00~17:00 ※(公開講座)NGSデータ解析シンポジウム
【挨拶】農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター コーディネーション推進課長 荒川 智幸 氏
【趣旨説明】農研機構 高度解析センター 主任研究員 田中 剛 氏
<講座内容1:NGSの技術に関して>
・「植物種に応じたゲノムの解析法と利用法」
白澤 健太 氏(かずさDNA研究所 先端研究開発部 主任研究員)
・「NGSを活用した微生物研究:細菌叢解析から新規ウイルス探索まで」
中川 草 氏(東海大学 医学部分子生命科学 講師)
・「Dovetail Hi-C+Chicagoによる染色体レベルのスキャフォールディング」
越後 輝敦 氏(トミーデジタルバイオロジー株式会社)
<講座内容2:NGSを用いた研究の具体例について>
・「アールスフェボリット・マスクメロンの全ゲノム解読」
矢野 亮一 氏(農研機構 高度解析センター 主任研究員)
・「果樹ゲノムが紐解いた「植物における性決定の進化」
赤木 剛士 氏(岡山大学大学院 環境生命科学研究科 准教授)
・「昆虫におけるNGS解析」
横井 翔 氏(農研機構 生物機能利用研究部門 兼 農業情報研究センター 研究員)
◆9月25日(水) 9:00~17:00
【挨拶】「本ワークショップについて」 伊藤 剛 氏(農研機構 高度解析センター)
【実習】「NGSデータ概論」 田中 剛 氏(農研機構 高度解析センター)
【実習】「ゲノムシーケンシングデータを処理する(1)」 坂井 寛章 氏(農研機構 高度解析センター)
【実習】「ゲノムシーケンシングデータを処理する(2)」 坂井 寛章 氏
【実習】「ゲノム新規アセンブル」 矢野 亮一 氏(農研機構 高度解析センター)
◆9月26日(木) 9:00~17:00
【実習】「RNA-Seqによる大量発現データ解析の基礎」 川原 善浩 氏(農研機構 高度解析センター)
【実習】「RNA-Seqによる大量発現データ解析の応用」 川原 善浩 氏
【講義】「WindowsやMacでのNGSデータ解析環境構築」 佐藤 智之 氏(みずほ情報総研株式会社 情報通信研究部)
◆9月27日(金) 9:00~15:00
【実習】「メタゲノム解析の基礎」 熊谷 真彦 氏(農研機構 高度解析センター)
【実習】「複雑なNGSデータ解析のGalaxyによる実現(1)」 田中 剛 氏(農研機構 高度解析センター)
【実習】「複雑なNGSデータ解析のGalaxyによる実現(2)」 田中 剛 氏
詳細
申込方法や日程等、詳細は農林水産省 農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センターホームページをご覧ください。