東北ハイテク研究会セミナー「スマート農業技術はどこまで草刈り労働の労苦を軽減できるか -その開発の現状と課題-」(オンライン開催、9/19、岩手)
2024-08-05
日時
令和6年9月19日(木) 13:15~15:40
形態
Zoomウェビナーによるオンライン開催
主催
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
内容
1)「スマート草刈り技術の開発状況と普及課題」
農研機構 西日本農業研究センター 中山間営農研究領域
生産環境・育種グループ 主任研究員 菊地 麗 氏
2)「畦畔・農道などに対応できる草刈り機のご紹介」
株式会社クボタ 機械事業本部 農機国内営業本部
農業ソリューション営業部 企画マーケティング課 渡海谷 保 氏
3)「西部開発農産における畦畔・農道の草刈りの現状と今後求められる自動化技術」
株式会社西部開発農産 生産部長 清水 一考 氏
4)「金田一営農組合の畦畔・農道の草刈りの実態と自動化技術への期待」
農事組合法人金田一営農組合 組合長 五日市 亮一 氏
質疑討論
演題をクリックしていただくと当日の講演資料がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。
詳細
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧ください。
実施結果
西日本農研の菊地氏は、スマート草刈り技術の開発状況と普及課題について、総括的に整理して報告するとともに、中山間地域で活用可能な畦畔管理データベースの構築と自律型草刈機の運用試験の成果に基づき、今後の研究課題を整理された。(株)クボタの渡海谷氏は、同社が開発した畦畔・農道の形状に対応できる法面草刈機、畦畔草刈機、ラジコン草刈機の特性について説明された。(株)西部開発農産の清水氏は、1,000haという大規模経営における草刈り労働の実態を報告するとともに、精度の高いスマート草刈り技術開発の重要性を訴えた。金田一営農組合の五日市氏は、労働力の確保が難しい中山間地で活用できる草刈り機械としては自動化技術が特に重要であることを強調された。
質疑討論では、自動草刈機の開発現状と現在抱えている問題、自動草刈機で対応できる雑草の種類、効率的な除草に対応できる農道や圃場整備、圃場の合筆等について、積極的な質疑討論が行われた。
参加者は138名であった。