東北ハイテク研セミナー「八幡平市の農業を拓く新品種および新技術の紹介」(2/28開催、岩手)
2019-02-06
日時
平成31年2月28日(木) 10:00~12:30
場所
八幡平市立松尾コミュニティセンター 大会議室 (岩手県八幡平市野駄第7地割220)
主催
農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課産学連携室、東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
内容
1.講演
1)ダイズ品種「貴まる」の特徴と加工品の紹介
佐川 了 氏(岩手大学農学部 嘱託教授)
武田 伸也 氏(岩手大学農学部技術室 技術専門職員)
2)作業分散・規模拡大のための超省力・水稲の初冬直播き栽培
下野 裕之 氏(岩手大学農学部 准教授)
3)東北農業研究センターのおすすめ品種
~良食味の業務用米品種「ゆみあずさ」「ちほみのり」、豆腐加工適性の高いダイズ「シュウリュウ」倒伏に強く香り豊かなソバ「にじゆたか」「夏吉」~
渡辺 満 氏(農研機構 東北農業研究センター 産学連携室長)
4)岩手県で面積拡大中!春まきタマネギ栽培
横田 啓 氏(岩手県農業研究センター 県北農業研究所 主査専門研究員)
5)North Line40°+8の活動
工藤 光栄 氏(株式会社ノースライン 40 プラス 8 代表)
2.試食会および意見交換会
3.その他
実施結果
岩手大学が育成した大豆品種「貴まる」の普及および商品化を目指して、八幡平市で研究者と生産者、大豆加工業者、行政が一体となって勉強会・現地見学会を重ね、商品化に至った。この活動をさらに発展させるため、研究機関が育成した品種や新技術を八幡平市や近隣の関係者に紹介し、農業経営者、行政と研究者が今後の農業振興について意見交換を行った。
試食及び意見交換会では、(株)ふうせつ花の「貴まる納豆および豆腐」、岩手大学の「貴まる味噌」、(株)ノースライン40プラス8の高アミロース米の雑炊、東北農研センターが開発の業務用米品種「ゆみあずさ」等を試食し意見交換・質疑応答を行った。
参加の皆様からは、「イネを初冬に播くの?」、「業務用米でもこんなに美味しい」、「日ごろ食べている納豆や豆腐より格段に美味しい」、「味噌は色・香りもいい」、「雑炊の取り組みは面白い」などの声が聞かれた。また、イネの初冬播種に取り組んでみたい意向を示された方へ協力支援を行うこととした。(参加者:51名)