イチゴの利用拡大セミナー -福島県における今後の展望-(12/5開催、福島)
2018-11-15
日時
平成30年12月5日(水) 13:00~15:00
場所
福島県農業総合センター 大会議室 (福島県郡山市日和田町字高倉下中116)
主催
農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課産学連携室
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
福島県農業総合センター
内容
(1)「イチゴの品種開発の現状」
農研機構東北農業研究センター 畑作園芸研究領域 主任研究員 本城 正憲 氏
(2)「マーケティングの視点からみた今後のイチゴの消費動向」
東京農業大学 国際食料情報学部 准教授 半杭 真一 氏
(3)「福島県のオリジナル品種育成の方向」
福島県農業総合センター 作物園芸部 研究員 秋葉 未歩 氏
実施結果
近年、全国的にオリジナル品種によるブランド化の動きがみられ、新しい品種が発表されるたびに話題を集めて消費者の品種への関心も高まる傾向にある。福島県でもイチゴに対する関心は高いが、イチゴの主力品種は他県育成の品種であり、冬春期間に出荷する促成栽培が主体であり、近年、作付面積は少しずつ減少する傾向にある。こうした現状をふまえ、今後の福島県のイチゴの生産と利用の拡大に必要な対応を行うために、イチゴの関係者が集まり品種やマーケティングなどに関するセミナーを開催した。
講演後の質疑では、新しく育成された品種、特に桃に似た香りをもつ品種の福島県での適性や福島のイチゴを売り出すに当たって注意すべきことについてなどの質問が出された。
セミナー終了後には福島県農業総合センターのイチゴ品種育成現地試験に係る検討会が開催され、東北ハイテク研からの3名も同席し、福島県で育成中の有望系統の可能性と今後の取り扱いについて意見交換が行われた。(参加者:100名)
講演及び質疑応答の様子