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イベント

「先端技術による浜通り地域の大規模水田経営支援セミナー」(11/20開催、福島)

2017-11-01

日時

平成29年11月20日(月) 13:30~15:30

場所

福島県環境創造センター環境放射線センター 大会議室  (南相馬市原町区萱浜字巣掛場45番地169)

主催

東北地域農林水産・食品ハイテク研究会、福島県農業総合センター

内容

[研究成果報告]
(1)宮城県津波被災地におけるプラウ耕鎮圧水稲乾田直播を核とした水田輪作営農
   (国研)農研機構 東北農業研究センター 生産基盤領域長 大谷 隆二 氏
(2)巨大区画圃場における収量コンバイン等センシング技術を用いたICT農業
   (国研)農研機構 東北農業研究センター 生産基盤領域 上級研究員 関矢 博幸 氏
(3)浜通りにおける水稲乾田直播栽培確立の取り組み
   福島県農業総合センター 浜地域研究所 副主任研究員 菅野 拓朗 氏
(4)先端農林業ロボット研究開発事業の取り組み
   福島県農業総合センター 作物園芸部 稲作科 科長 吉田 直史 氏
(5)新たなブロッコリー栽培技術の取り組み
   ア 底面給水システムを用いた塩水かん水育苗技術
   イ セル内施肥による夏まきブロッコリーの窒素成分追肥省力技術
   福島県農業総合センター 浜地域研究所 研究員 門田 敦生 氏

実施結果

福島県では、津波被災地域において100ha規模の大規模水田作経営を育成するため、省力・低コスト及びICT活用技術に積極的に取り組んでいる。その一貫として、東北農研が宮城県の津波被災地域の復興で開発・実証した水稲の乾田直播技術に注目するとともに、子実とうもろこし、大豆、麦と水稲との輪作体系の確立に向けた技術開発にチャレンジすることを計画している。こうした新たな大規模水田輪作体系を支える技術としてICT、ロボット、さらには労働力を有効利用して収益を確保するための効率的な野菜栽培技術に注目が集まっている。
そのため、東北ハイテク研では東北農研の研究成果と福島県農業総合センターの関連する研究成果を広く結集して、福島県浜通り地域の復興を支える大規模水田作経営の育成と支援を目指したセミナーを実施した。幸いにも生産者、関係機関の多くの方々に興味を,持っていただき、当日は約100名が参加し、津波被災地域の農業復興のための技術開発の方向性について有意義な情報提供と論議が行われた。

  • 171120東北セミナー図1
  • 171120東北セミナー図2
  • 171120東北セミナー図3
  • セミナーの様子
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