平成28年度活力ある東北農業を創造するためのセミナー(第1回)(7/14開催、岩手)
2016-06-22
日時
平成28年7月14日(木) 14:00~17:00
場所
盛岡市産学官連携センター(コラボミウ) 1階大会議室 (盛岡市上田4-3-5 岩手大学工学部内)
主催
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会、農林水産省
内容
1.講演
1)基調講演
「農商工連携のためのバリューチェーン、ビジネスモデルの構築」
岩手大学 農学部 教授 佐藤 和憲 氏
2)「発酵産業による農水産業の活性化~一ノ蔵と地域貢献~」
宮城県食品産業協議会 会長・(株)一ノ蔵 名誉会長 淺見 紀夫 氏
3)「業務加工向け野菜の生産者リレー出荷」
アグリコラボサークル 代表社員 山本 浩 氏
2.グループ討議
実施結果
活力ある東北農業を創造するための第1回セミナーは「農業経営者、食品産業関係者、研究者の集い」として、岩手大学工学部内の盛岡市産学官連携センター コラボミウを会場に開催されました。
はじめに岩手大学農学部の佐藤和憲教授より、「農商工連携のためのバリューチェーン、ビジネスモデルの構築」と題して、農業と商工業を結び高付加価値を実現するために構築されるバリューチェーンの基本的な仕組みの解説、カット野菜や漬物原料など加工・業務用野菜における先進的な農商工連携の取り組み事例からその中核的な事業体のビジネスモデルの特徴について講演いただきました。
次に、発酵産業のリーダーとして宮城県の食産業全体の活性化に尽力されている、宮城県食品産業協議会会長で(株)一ノ蔵名誉会長の淺見紀夫氏から「発酵産業による農水産業の活性化~一ノ蔵と地域貢献~」と題して、自ら立ち上げた「一ノ蔵農社」の紹介など、地域貢献、首都圏への販路拡大、さらには世界へ向けての挑戦などについて講演いただきました。
続いて、岩手県内の生産者と食加工業者が県産食材を安全安心に提供するために発足した組織、アグリコラボサークルの山本 浩代表社員より、「業務加工向け野菜の生産者リレー出荷」と題し、組織設立から構成、取り組み事例の紹介そして今後の課題について講演いただきました。
その後参加者で意見交換を行い、参加者からは実際に取り組んでいる方の話が聞けて良かったとの感想が多くありました。(参加者:38名)
セミナーの様子