「革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)」の公募(補完)研究の公募(追加公募)について
2015-01-20
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(以下「生研センター」という)は、平成25年度補正予算及び平成26年度予算で措置された「革新的技術創造促進事業」を国から交付された運営費交付金により実施することを予定しており、本事業において委託研究の実施を希望する研究機関等を一般に広く募ることにいたしました。
農林水産・食品分野は食を通じて、人の生命や健康の維持に直結し、人が自然環境に手を加えることにより継続する産業であることから、その研究は医学、工学、理学など異分野との境界領域が数多く存在します。近年、異分野との融合研究としては、農林水産物、食品の機能性研究において医学、栄養、薬学との連携が進んでいるものの、概して、自らの研究機関のみ、あるいは同一分野内の研究独法と都道府県試験場が基礎研究から実用化研究までを分担して実施する垂直統合型の研究が多く、いわゆるクローズド・イノベーションによる研究が進められています。
一方、欧米においては、分野をまたいだ研究ネットワークが構築され、それぞれの研究機関、企業が保有する技術やアイデアを持ち寄る形で、オープン・イノベーション研究が進められ、国際的な技術競争力を高めています。
このため、本事業では、我が国の農林水産業・食品産業の国際競争力の強化を図るため、農林水産業の生産現場や消費者等のニーズを踏まえ、遺伝子工学、医学、ICT、ナノテクノロジー等異分野の革新的な技術を農林水産・食品分野へ活用する研究開発について、公募を通じて研究を委託することとしています。
対象研究領域
本追加公募は、本事業は下記の1)~4)の4つの研究領域のうち、『(4) 工学との連携による農林水産物由来の物質を用いた高機能性素材等の開発』の『ナノ構造体シリカを用いた素材開発』に関する公募(補完)研究の課題を追加で募集するものです。その他の1)~3)の研究領域については、拠点研究計画及び補完研究計画のいずれも採択機関が決定しており、本追加公募では募集いたしませんのでご注意ください。
(1)医学・栄養学との連携による日本食の評価
(2)情報工学との連携による農林水産分野の情報インフラの構築
(3)理学・工学との連携による革新的ウイルス対策技術の開発
(4)工学との連携による農林水産物由来の物質を用いた高機能性素材等の開発(本追加公募で公募するものです)
公募期間
公募(補完)研究【追加公募】 平成27年1月20日(火)~2月13日(金)
詳細
生研センターホームページをご覧下さい。