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イベント

東北ハイテク研究会セミナー「『みどり戦略』を支える新技術の最前線:圃場健康診断・バイオスティミュラント・有機イチゴ栽培」(ハイブリッド開催、12/15、岩手)

2025-11-04

日時

令和7年12月15日(月) 13:30~16:00

形態

ハイブリッド方式
 会場:いわて県民情報交流センター(愛称:キオクシアアイーナ) 会議室501 (岩手県盛岡市盛岡駅西通1-7-1)
 オンライン:Zoom(ウェビナー)を使用
  ※定員:会場50名、オンライン400名

主催

東北地域農林水産・食品ハイテク研究会

内容

1.「AIを活用し圃場の健康診断で土壌病害を抑止する:『ヘソディム・ヘソプラス』
   特定非営利活動法人 圃場診断システム推進機構 理事長 對馬 誠也 氏
2.「農水省のガイドライン解説:バイオスティミュラントの効果と正しい使い方
   バイオスティミュラント活用による脱炭素地域づくり協議会〔Eco-LAB〕事務局長 大堂 由紀子 氏
3.「有機イチゴの安定生産体系確立の取り組み
   農研機構 中日本農業研究センター温暖地野菜研究領域 須賀 有子 氏・石崎 摩美 氏
4.総合討議

演題をクリックしていただくと当日の講演資料がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。

詳細

東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧ください。

実施結果

本セミナーでは、「みどり戦略」が掲げる環境負荷低減・持続的農業の実現に向け、現場で社会実装が進む三つの最新技術が紹介された。
第一は、AIを活用した圃場診断システム「ヘソディム/HeSO+」。土壌病害を人の健康診断にならって圃場ごとに診断し、発病ポテンシャルを三段階で評価、段階に応じた最適対策を講じる仕組みである。病害別マニュアルや支援アプリが整備され、AI版「HeSO+EX」も開発中。普及には専門知識を持つ指導員の育成が不可欠で、制度や講習会の取り組みが紹介された。第二は、農水省ガイドラインに基づくバイオスティミュラント(BS)。肥料・農薬とは異なり、植物の機能を刺激して養分吸収やストレス耐性を高める資材で、欧米では普及が進む。Eco-LABが策定した自主規格では、効果の再現性や根拠データの提示、使用条件の明確化が求められ、全国試験では約80%の再現性が得られている。資材選択のポイントとして、再現性・データ・表示の妥当性・安全性が示された。第三は、技術的に難しいとされてきた有機イチゴ栽培の体系化。中日本農研では、紫外線照射や耐病性品種、天敵利用、太陽熱消毒、苗消毒など既存技術を組み合わせ、所内試験で4t/10aの目標収量を達成。現地農業法人でも「恋みのり」を用いた有機栽培が実用化しつつある。害虫防除では侵入防止、複数天敵の併用、早期発見と「ダメ押し放飼」が重要とされた。最後に総合討議が行われた。
参加者は 116名であった。(対面参加 16名、Online参加 100名)

セミナーの様子

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