東北ハイテク研究会セミナー「交流・観光の活性化による農業の新たな付加価値の創造 -農業・地方文化を都市住民・インバウンドにどう発信するか-」(9/8開催、宮城)
2025-07-24
日時
令和7年9月8日(月) 13:15~16:15
場所
TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口 ホール7B(宮城県仙台市青葉区花京院1-2-15 ソララプラザ7階)
主催
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
内容
1.総括講演
「インバウンドに対応した観光開発と農業への期待」
株式会社JTB総合研究所 主席研究員 亀山 秀一 氏
2.話題提供
1)「アジア・欧米豪訪日外国人旅行者の動向と東北訪問者の特徴」
株式会社日本政策投資銀行 東北支店
2)「台湾から見た東北の観光地」
公益財団法人日本観光振興協会 総務部担当部長 村上 旭 氏
3)「秋保ワイナリーが進めるワイン産業を通じた地方創生の実践」
株式会社 仙台秋保醸造所 代表取締役 毛利 親房 氏
3.総合討論
「交流・観光の活性化による農業の新たな付加価値の創造とその発信方法」
ファシリテーター:東北大学大学院農学研究科・農学部教授 藤井 智幸 氏
演題をクリックしていただくと当日の講演資料がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。
詳細
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧ください。
実施結果
本セミナーでは、東北の地域・農林水産業の更なる発展のために、交流人口の確保、さらには、急増するインバウンドへの対応を考えるため、「交流・観光の活性化による農業の新たな付加価値の創造-農業・地方文化を都市住民・インバウンドにどう発信するか-」と題して4名の専門家による講演を行った。
総括講演は「インバウンドに対応した観光開発と農業への期待」と題して、(株)JTB総合研究所 主席研究員 亀山 秀一 氏が話題提供を行った。亀山氏の報告では、コロナ後の観光トレンド、持続可能な観光に対する旅行者の意識、インバウンド誘客における農業への期待と課題、農業の特性を活かした観光コンテンツの開発に関する総括的な講演が行われた。
亀山氏の報告を受けるかたちで、以下の3つの話題提供が行われた。「アジア・欧米豪訪日外国人旅行者の動向と東北訪問者の特徴」((株)日本政策投資銀行 東北支店 小山 瑛士郎 氏)、「台湾から見た東北の観光地」((公社)日本観光振興協会 村上 旭 氏)、「秋保ワイナリーが進めるワイン産業を通じた地方創生の実践」((株)仙台秋保醸造所 毛利 親房 氏)。これらの話題提供では、アジア・欧米豪訪日外国人旅行者、最近東北訪問者が急増している台湾からの旅行者の行動の特徴が整理された。さらにワインを核とした多様な地域創造の取り組みが紹介され、新たな地域づくりにおけるワインの多様な価値が示された。
なお、講演者の熱意ある講演が長引き質疑討論は行えなかったが、講演終了後における秋保ワインの試飲会では、様々な意見交換・交流が生まれとても有意義であった。セミナーの概要に関して新聞報道がされた。(会場参加者:48名)


セミナーの様子

