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イベント

東北ハイテク研究会講演会「日本農業・東北農業の未来を拓くスマート農業の新たなイノベーションを展望する」(ハイブリッド開催、7/16、宮城)

2025-06-09

日時

令和7年7月16日(水) 14:15~16:00

開催形態

ハイブリッド方式
 会場:TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口 ホール5C(宮城県仙台市青葉区花京院1-2-15 ソララプラザ5階)
 オンライン:Zoom(ウェビナー)を使用
  ※定員:会場60名、オンライン400名

主催

東北地域農林水産・食品ハイテク研究会

内容

1.「スマート農業の普及と日本農業の未来
   株式会社ファーム・マネージメント・サポート 代表 梅本 雅 氏
2.「スマート技術が拓く東北の水田農業の未来
   東北大学大学院農学研究科 教授 大谷 隆二 氏
3.質疑討論

演題をクリックしていただくと当日の講演資料がダウンロード可能です(東北地域農林水産・食品ハイテク研究会のホームページにリンクを張っています)。

詳細

東北地域農林水産・食品ハイテク研究会ホームページをご覧ください。

実施結果

本講演会では、スマート農業の今後の展開と日本農業・東北の水田農業の未来を考えるため、2名の講演者による講演を受けて会場参加者、Online参加者との間で質疑討論を行った。
梅本氏の講演では、スマート農業技術を単に先端技術の導入として捉えるのではなく、データを活用した経営改善を基本として、土地利用のあり方や栽培方法の改善を総合的に捉えることが重要であることが指摘された。さらに、スマート農業の推進と併せて農業経営の生産方式の再編が重要であることが強調された。
大谷氏の講演では、乾田直播技術の開発に至った経過、東日本大震災からの復興における乾田直播が果たした役割、さらには放射能汚染で復興が遅れている福島県浜通り地区における地域循環型の耕畜連携システムの開発実証の取り組みが紹介され、様々なスマート農業技術の開発と農業法人経営での実証が報告され、東北の水田農業の未来の方向が整理された。
参加者との意見交換では、梅本氏の講演に対してスマート技術の経済性、導入できる経営体の特性、さらには省力化だけでなく経営転換を行うことの重要性に関して論議が行われた。また、大谷氏の講演では、乾田直播が適用できる経営規模、圃場規模について議論が行われるとともに、大規模化に伴う草刈り労働への対応技術利用上の課題、スマート農業に関わる人材育成の仕組みづくりについて質疑討論が行われた。
なお、本講演会について新聞報道がされた。
参加者は、102名であった。(会場参加者:31名、Online参加者:71名)

講演会の様子

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