「ペレット堆肥活用促進のための技術開発・実証」の公募について
2022-06-28
「みどりの食料システム戦略」に掲げるKPI「輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%削減」の達成に向けては、畜産業が盛んな地域に偏在しがちな家畜排せつ物を原料とした堆肥の有効活用を進めることが重要な課題となっています。
このため、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(以下「農研機構」という。)では、可搬性・保管性に優れるペレット堆肥の活用促進に資するよう「スマート農業の総合推進対策」のうち「ペレット堆肥活用促進のための技術開発・実証」(令和4年度予算)において、委託研究の実施を希望する研究機関等を一般に広く募ることにいたしました。
本事業への応募を希望される方は、農研機構ホームぺージに掲載されている公募要領に従って「実証課題提案書」と「データマネジメント企画書」を提出してください。
本事業の内容につきましては、以下のホームページにも情報があります。
・「令和4年度「ペレット堆肥活用促進のための技術開発・実証」について(農林水産省)
事業概要
本事業は、ペレット堆肥の活用による広域的な耕畜連携を推進するため、原料堆肥を供給する畜産農家、ペレット化施設、耕種農家との間での効率的な製造・物流システムの構築や、ペレット堆肥の帰り荷として用いる敷料探索等、現場での技術開発・実証を行います。応募者は、以下のアまたはイのいずれか1つ以上の事業内容を選択し応募してください。
ア ペレット堆肥の広域流通システムに係る技術開発及び実証
家畜排せつ物の堆肥化や、その広域流通による適切な物質循環、有機物の施用による土づくりに資するため、原料堆肥の製造・乾燥・運搬、ペレット堆肥に係る肥効設計・製造(乾燥・異物除去・造粒等)、製造したペレットの出荷・流通等の各工程におけるデータを収集・分析して、製造・物流を最適化するシステムを構築するとともに、広域的かつ多様な耕種農家の肥料ニーズに対応する取組について生産現場においてその効果の実証を行います。
イ ペレット堆肥流通の効率化に資する敷料の探索及び実証
おが粉の代替となり、ペレット堆肥の帰り荷として利用できる等、物流の効率化に資する敷料の探索を行います。また、探索した敷料が家畜の飼養状態や堆肥化処理に及ぼす影響を実証試験で確認します。
公募期間
令和4年6月28日(火)~7月27日(水)正午
詳細
農研機構ホームぺージをご覧ください。