平成31年度山村地域を活性化する産学連携ワークショップ「unmet needsに応える林業機械の技術の現状と展望」(8/30開催、北海道)
2019-07-11
日時
令和元年8月30日(金) 13:30~17:00
場所
ホテル札幌ガーデンパレス (札幌市中央区北1条西6丁目)
主催
農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課産学連携室、NPO法人グリーンテクノバンク
内容
1.基調講演
「林業機械・作業のイノベーション」
東京大学名誉教授 酒井 秀夫 氏
2.講演
(1)現場ニーズに応える「山もっとジョージ」
ー1台4役機械開発における現場ニーズの把握と開発コンセプトー
北海道造林協会 巻口 公治 氏
(2)道総研ロボラボにおける取り組み
道総研産業技術研究本部 ものづくり支援センター 飯田 憲一 氏
(3)林業における農業トラクタの活用
ー農業トラクタをベースマシンとした林地残材用モバイルチッパー
株式会社森林環境リアライズ 石山 浩一 氏
3.演者によるパネルディスカッション「林業機械のunmet needsに応える技術課題」
ファシリテーター:大友 詔雄 氏(自然エネルギー研究センター)、桃野 寛 氏(グリーンテクノバンク)
コメンテーター:北海道農業機械工業会 竹中 秀行 氏
実施結果
東京大学 酒井秀夫名誉教授の基調講演「林業機械・作業のイノベーション」では、海外の事例紹介があり、日本においては少ない機械を活用してコスト削減を実現するイノベーションの重要性が強調された。
これを受けて、北海道造林協会 巻口公治氏から1台4役機械、道総研ものづくり支援センター 飯田憲一氏から人手不足を解消するためのロボットについて、森林環境リアライズ 石山浩一氏から林業における農業トラクタの豊富な活用事例が紹介された。
パネルディスカッション「林業機械のunmet needsに応える技術課題」では、北海道農業機械工業会 竹中秀行氏をコメンテーターとして、林業の機械化の推進方向について独自開発を進めるのか農業機械の汎用化を進めるのか等、参加者からの発言を交えて熱心な討論があった。参加者は89名だった。
当日の様子