第217回農林交流センターワークショップ「栽培環境における気温の観測技法と利用」(6/5~7開催、茨城)
2019-04-15
近年、農業の現場では夏期の異常高温などにより生じる農作物の生育障害への対応を迫られており、気温を精度よく把握することの必要性が増しています。
この度、農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター及び国⽴研究開発法⼈農業・⾷品産業技術総合研究機構の主催により、作物が栽培される環境において気温を精度よく観測して利用するために必要な一連の知識と技法を基礎から総合的に習得することを目的としたワークショップが開催されますので、お知らせいたします。
日時
令和元年6月5日(水)~6月7日(金)
場所
1.農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター
筑波農林研究交流センター第1セミナー室および研修実験室
情報共同通信利用館(電農館)3階 セミナー室
2.農業・食品産業技術総合研究機構農業環境変動研究センター(圃場)
(1.2.茨城県つくば市観音台)
主催
農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター
国⽴研究開発法⼈農業・⾷品産業技術総合研究機構
対象
産学官の試験研究機関の研究者、農業関連の技術者
(農業を対象とした課題に取り組む他分野の研究者や技術者を含む)
講義・実習内容
◆6月5日(水) 8:45~17:00
【挨拶】農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター コーディネーション推進課長 荒川 智幸 氏
【講義】「NIAES-09S(改)型強制通風筒の紹介」 福岡 峰彦 氏(農研機構 農業環境変動研究センター)
【屋内実習】「NIAES-09S(改)型強制通風筒の製作」 福岡 峰彦 氏
【屋外実習】「測器の設置」福岡 峰彦 氏、吉本 真由美 氏(農研機構 農業環境変動研究センター)
◆6月6日(木) 8:30~17:00
【講義】「気温・湿度観測の理論と注意点」 桑形 恒男 氏(農研機構 農業環境変動研究センター)
【講義】「作物栽培環境における気温・湿度の観測技法」 福岡 峰彦 氏
【講義】「植物の体温はどのようにして決まるのか」 吉本 真由美 氏
【講義】「メッシュ気象値の概要と注意点」 石郷岡 康史 氏(農研機構 農業環境変動研究センター)
【講義】「農耕地の気温はAMeDASの気温とどう違うのか」 桑形 恒男 氏
【講義】「活用事例の紹介(1)」 牛尾 亜由子 氏(農研機構 野菜花き研究部門)
【講義】「活用事例の紹介(2)」 山下 善道 氏(農研機構 東北農業研究センター)
【ライトニングトーク】「受講者が取り組んでいる課題の紹介」 福岡 峰彦 氏、発表:各受講者
【屋外実習】「総合気象観測装置の見学(農環研気象観測露場)」 桑形 恒男 氏
【屋外実習】「測器の撤収」 福岡 峰彦、吉本 真由美 氏
◆6月7日(金) 8:30~16:30
【講義・屋内実習】「気象観測データのまとめ方」 石郷岡 康史 氏
【屋内実習】「観測データの解析」 福岡 峰彦 氏、メンター(桑形 恒男 氏、吉本 真由美 氏、石郷岡 康史 氏)
【発表】「解析結果の発表と考察」 福岡 峰彦 氏、発表:各班、講評:各メンター
【質疑】「質疑討論」 桑形 恒男 氏、吉本 真由美 氏、石郷岡 康史 氏、福岡 峰彦 氏
詳細
申込方法や日程等、詳細は農林水産省 農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センターホームページをご覧ください。