平成30年度東北ハイテク研究会 薬草勉強会「岩手町の薬草栽培研修・現地視察」(7/24開催、岩手)
2018-07-06
日時
平成30年7月24日(火) 14:00~15:30
場所
「農事組合法人岩手薬草生産組合」及び「生産現場」 (岩手県岩手郡岩手町五日市12-9-5)
※集合場所・時刻:道の駅石神の丘 駐車場 13時50分集合 (岩手県岩手郡岩手町五日市10-121- 21)
主催
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
内容
[研修課題]
1.「薬草生産を取り巻く環境と研究の現状」
東北ハイテク研究会 コーディネーター 星野 次汪 氏
2.「岩手町での薬草栽培の現状とこれから」
農事組合法人岩手薬草生産組合 総務部長 伊藤 浩史 氏
3.「薬草栽培における雑草対策のポイント」
東北ハイテク研究会 コーディネーター 佐川 了 氏
実施結果
薬草への関心の高まりを受けて、2016年から勉強会・現地見学会を開催してきた。薬草の価格保証などが整備され、岩手県においても、薬草が有望な品目と考えられることから、関係者によびかけて勉強会を開催した。
圃場での説明概要は以下のとおり。
【トウキ】
育苗は大変だが、単価が改善され、20万円/年が見込まれる。
抽苔した株は抜き取りが必要で、除草剤利用による労働負担の軽減が必須である。
マルチの利用については現在検討中。 原則として連作は避ける。
【センキュウ】
収益はやや低いが、機械化栽培が可能であるため、主に北海道で栽培されている。
岩手での栽培面積は減少傾向にある。
【シソ】
7月上旬から9月上旬まで刈取機で7~8回、多い人では10回程度の収穫が見込める。
収穫後に急速に品質が劣化するため2時間以内に調製所まで搬入することが求められる。
各人の営農体系への組み込みなどについては、今後とも岩手薬草生産組合の協力を得ながらさらに勉強を重ねる必要がある。(参加者:28名)