セミナー「イチゴ栽培におけるミツバチの補完ポリネーターとしてのビーフライ(ヒロズキンバエ)の利用」(11/16開催、岡山)
2017-10-17
日時
平成29年11月16日(木) 13:25~17:00
場所
岡山大学農学部3号館 4F 多目的室 (岡山市北区津島中1-1-1)
主催
NPO法人中国四国農林水産・食品先進技術研究会
内容
1.講演
1)「ヒロズキンバエの増殖技術とマゴットセラピーによる壊疽の治療」
株式会社ジャパンマゴットカンパニー 代表取締役 佐藤 卓也 氏
2)「イチゴのポリネーターとしてのビーフライの受粉能力と実用性について」
岡山大学農学部 教授 吉田 裕一 氏
3)「寡日照地域のイチゴ栽培におけるビーフライの実証試験」
島根県農業技術センター 栽培研究部 野菜科 専門研究員 金森 健一 氏
4)「ヒロズキンバエ成虫に対する薬剤の影響について」
奈良県農業研究開発センター 野菜栽培ユニット
指導研究員 東井 君枝 氏
総括研究員 西本 登志 氏
5)「ヒロズキンバエ蛹の羽化に及ぼす直射光と温度の影響」
農研機構 西日本農業研究センター綾部研究拠点
作物開発利用研究領域環境保全型野菜生産グループ 主任研究員 山崎 敬亮 氏
2.総合討論
3.個別相談
講師及びコーディネーターによる競争的研究資金、共同研究、マッチング等
詳細
NPO法人中国四国農林水産・食品先進技術研究会ホームページをご覧ください。
実施結果
イチゴ栽培には従来からミツバチの活用が欠かせなかったが、冬季の低温や曇雨天が続くとミツバチの動きが鈍く、授粉が不十分で不揃いの形のイチゴが増え、また、近年ミツバチの供給も減り、問題化していた。このため、ビーフライ(ヒロズキンバエ)の活用で補う技術の開発が期待されている。早期の実用化に向けて活発な議論があった。(参加者:54名)
セミナーの様子