平成29年度東北地域農林水産・食品ハイテク研究会 東北食農連携ネット(FACNeT)講演会(6/29開催、宮城)
2017-05-24
日時
平成29年6月29日(木) 14:10~17:00
場所
TKPガーデンシティ仙台勾当台 ホール5 (宮城県仙台市青葉区国分町3-6-1 仙台パークビル)
主催
東北地域農林水産・食品ハイテク研究会
内容
1.講演
◆講演1
アグリ知財とその活用が日本と世界の農業の未来を変える!
「世界と戦うための農業ビジネス戦略と知的財産管理」
吉永国際特許事務所所長 弁理士 吉永 貴大 氏
◆講演2
IoTの次に来るIoA「ハプティクス」の衝撃!
「人工知能内蔵型ロボットハンド(ハプティクス義手)で超高品質農業を創造」
慶応義塾大学ハプティクス研究センター 助教 野崎 貴裕 氏
2.相談会
講師先生との知財及びロボット関係に関する相談会
実施結果
農林水産分野・食品分野において、民間企業、大学、公立試験研究機関、国立研究開発法人等が連携して実施する技術的課題や最新の研究成果を多くの方々に情報提供し、産学連携支援事業の推進を図ることを目的に、記念講演会を実施しました。
今回は、吉永国際特許事務所 吉永 貴大所長、慶應義塾大学理工学部 野崎 貴裕助教の2名の方から講演をいただきました。
始めに、吉永氏から「アグリ知財とその活用が世界の農業と未来を変える! 世界と戦うための農業ビジネス戦略と知的財産管理」と題し、日本の農業・食品産業が世界でその地位を築いていくためには、日本で育成した優れた品種・栽培法、さらには食品製造技術を知的財産として確保して、その戦略的な利活用システムを確立する必要があり、わが国の農業・食品産業の持続的な発展の立場から戦略的な知財管理の方向について分かりやすく講演していただきました。
続いて、野崎氏から「IoTの次に来るIoAの衝撃! 人工知能内蔵型ロボットハンド(ハプティクス義手)で超高品質農業を創造」と題し、人工知能が大きな注目を集めており、農業分野では農業機械の自動走行、ドローンなどのICTの活用が注目されている中で、ICT、IoTの次に来るIoAの世界と、その応用の可能性を講演していただきました。
講演会終了後に個別相談会を開催しましたが、野崎氏からハプティクス義手の実演が行われ参加者の相当数が参加し、活発な意見交換が行われました。また、吉永氏からも知的財産管理の個別相談に対しわかりやすく、丁寧な対応をしていただきました。(参加者:50名)