平成26年度十勝畜産技術セミナー(2/27開催、北海道)
2015-01-30
日時
平成27年2月27日(金) 10:00~15:00
場所
農協連ビル 5F 会議室 (帯広市西3条南7丁目14番地)
主催
北海道立総合研究機構畜産試験場、十勝農業協同組合連合会、NPO法人グリーンテクノバンク、農林水産省
内容
1.新しい技術の紹介(1)
1) 乳量と初回授精日数および初回授精受胎率の調査 豊頃町農業協同組合 岡田 博史 氏
2) 乳牛における子宮内膜炎の発生要因と予防指針 根釧農業試験場 小山 毅 氏
3) 牛乳生産費集計システムを用いた農家集団の牛乳生産費分析手順 根釧農業試験場 三宅 俊輔 氏
4) シバムギ優占草地の植生改善による経済効果 根釧農業試験場 西道 由紀子 氏
5) 混播草地における夏季更新の播種晩限 北海道農業研究センター 奥村 健治 氏
6) オーチャード新品種候補「北海30号」 北海道農業研究センター 眞田 康治 氏
2.ミニシンポジウム — 和牛の育成・肥育技術を見直す!—
1) 飼養管理改善による虚弱子牛発生低減および発育向上 十勝農業改良普及センター 岡山 誉幸 氏
2) 「哺乳ロボットを活用した黒毛和種子牛の哺育・育成」マニュアル番外編 家畜改良センター十勝牧場 居城 伸次 氏
3) 黒毛和種去勢牛の育成期における牧草サイレージ給与技術 畜産試験場 遠藤 哲代 氏
4) 黒毛和種去勢肥育牛への破砕玄米およびとうもろこしサイレージ給与法 畜産試験場 齋藤 早春 氏
5) ディスカッション
3.新しい技術の紹介(2)
1) 近赤外測定装置による牛枝肉脂肪酸組成の推定及び道内黒毛和種の脂肪酸組成の実態 畜産試験場 大井 幹記 氏
2) 馬パラチフスの防疫について 十勝家畜保健衛生所 八木 梓 氏
実施結果
平成27年2月27日帯広市内の農協連ビルで十勝畜産の進展に寄与する新しい技術や実証・調査成果について、生産者、農協関係者、市町村担当者などに紹介する。本セミナーは、道総研畜産試験場、十勝農業協同組合連合会、NPO法人グリーンテクノバンク、農林水産省の主催、十勝農業改良普及センター、十勝家畜保健衛生所等が共催した。
新しい技術の紹介では、道総研根釧農試から「 乳牛における子宮内膜炎の発生要因と予防指針」、農研機構北海道農研から「オーチャード新品種候補「北海30号」、「牛乳生産費集計システムを用いた農家集団の牛乳生産費分析手順」など8課題が報告された。また、同時に開催されたミニシンポジウム「和牛の育成・肥育技術を見直す!」では、「哺乳ロボットを活用した黒毛和種子牛の哺育・育成」、「黒毛和種去勢牛の育成期における牧草サイレージ給与技術」など4課題が報告され。その後、参加者による熱心なディスカッションが 行われた。参加者は90人であった。