農林水産省は、農林水産業・食品産業における革新的な技術の開発を基礎研究から実用化研究まで継ぎ目無く支援し、生産現場等の課題の解決、農林水産業・食品産業の成長産業化に貢献するため、平成25 年度より新たに、「農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業」を実施します。

　本事業は、提案公募による競争的研究資金であり、平成25 年度の新規に実施する研究課題については、3 つの研究ステージ毎に募集を行います。

　農林水産技術会議ホームページに、公募に関する情報が掲載されましたので、ご参照下さい。

募集する各研究ステージの概要

１．シーズ創出ステージ（基礎段階）

　本研究ステージにおいては、将来、アグリビジネスにつながる革新的なシーズ創出を行う基礎研究を対象とします。

 

２．発展融合ステージ（応用段階）

　本研究ステージにおいては、創出されたシーズを基に、実用化段階の研究開発に向けて発展的に進めるための応用段階研究を対象とします。

　また、本研究ステージにおいては、2 つの研究区分ごとに募集を行います。

１）産学機関結集型

　創出されたシーズを基に、産学の研究機関が結集し、医療、工学、情報通信、分野といった異業種との融合等を進めることにより、技術シーズの実用化に向けた発展研究や新たな発想に基づく用途開発を実施する研究課題

２）研究人材交流型

　創出されたシーズを基に、異業種の研究機関等が農林水産業に関する研究開発に取り組む場合において、農林水産・食品分野の専門研究者の派遣を受けるなどして実施する研究課題

 

３．実用技術開発ステージ（実用化段階）

　国の重要施策や農林水産・食品分野における生産現場等の技術的課題の解決を図る実用化段階の研究開発を対象とします。

　また、本研究ステージにおいては、3 つの研究区分ごとに募集を行います。

１）研究成果実用型

　農林水産省が実施した基礎・応用分野研究（イノベーション創出基礎的研究推進事業及び農林水産省委託プロジェクト研究）の成果を基に、実用化に結びつける研究課題

２）現場ニーズ対応型

　農林水産・食品産業の生産現場等における多様なニーズに対応した早急に解決を図る必要性が高い課題の解決に資する実用化段階の研究課題

　なお、本区分においては、「研究連携協定」を締結する取組を推進する観点から、「研究連携協定」に基づく研究課題については、研究費等で配慮することとします。

３）重要施策対応型

　他府省連携により推進する重要な施策である「総合特区」及び「地域イノベーション戦略地域」に指定された地区・区域において、その構想を実現するために必要な研究開発を実施する研究課題

募集期間

　平成25 年2月8日（金）～3月8 日（金）正午

詳細

　農林水産技術会議ホームページをご参照下さい。