第4回雑草防除セミナー(10/30開催、北海道)
2012-08-23
日時
平成24年10月30日(火) 13:30~
場所
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター3F会議室(札幌市豊平区羊が丘1)
主催
北海道の雑草防除を考える会、NPO法人グリーンテクノバンク、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター、農林水産省
内容
第1部 除草技術の高度化への期待と機械除草研究の最前線
1)「中耕除草機の現状開発方向」
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター 後藤 隆志
2)「畝自動追従の株間除草機械」の開発研究
北海道大学農学研究院 片岡 崇
第2部 生物的雑草防除技術の開発と除草剤実用化の変遷
1)「イタリアンライグラスを用いた雑草防除法」
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 畜産試験場 佐藤 尚親
2)「畑作除草在実用化試験及び侵入雑草の変遷」
元北海道立農業試験場 佐藤 久泰
第3部 ミニワークショップ 専門分野を超えて雑草防除を考える
実施結果
本セミナーでは、専門分野の壁を超えて、有効な雑草防除対策である機械除草技術と生物・化学的防除技術について話題が提供され、様々な立場からの意見交換が行われました。
第1部「除草技術の高度化への期待と機械除草研究の最前線」では、農研機構生研センターの後藤隆志氏から湿潤土壌対策が重要なテーマとなっていた「中耕除草機の現状と開発方向」について、また北海道大学農学研究院片岡崇教授から「畝自動追従の株間除草機械」について、それぞれ報告が行われました。
第2部「生物的雑草防除技術の開発と除草剤実用化の変遷」では、道総研畜産試験場の佐藤尚親氏から牧草地に除草剤の散布ができない地域において有効な「イタリアンライグラスを用いた雑草防除法」について、元道立農試の佐藤久泰氏からは、研究員、普及活動の経験をもとに「畑作除草剤実用化試験及び侵入雑草の変遷」について、それぞれ報告が行われました。
最後にミニワークショップ「専門分野を超えて雑草防除を考える」では農機メーカーの除草機械開発の状況と普及の問題点が議論されました。(参加者:56名)
当日の様子